Dropping Peasant Blouse
バルビゾン派を代表する画家ミレーが好んで描いた描いた1850年代の農民。
そこで野良仕事をしている質素で素朴かつ機能的なシルエットな服装からインスピレーションを受けてデザインしたギャザーたっぷりのブラウス。
タップリギャザーは体のラインをほどよく隠してくれて、体の様々な動きにも邪魔にならないのがいい。
袖口はあえてゴムを入れず、レトロ感を出すためにシンプルに紐だけでロールアップできるようにしてみた。
胸元はあえて大きい切り込みにして、どんなヘアースタイルの時でもすっぽりと楽に着れるように。
すそはボトムに入れ込んでスマートな雰囲気で着るのもおすすめ
ドレープたっぷりだからきちんと入れこまなくても自然な雰囲気が醸し出されて着てる人の個性も出せる。
実はこの生地は祖母の押し入れで長いあいだ眠っていたもの。
祖母が亡くなった時、押し入れ半分くらいもの使われないままの布地が出てきた、京都の山奥に住んでいた祖母は市内に来ては、五条の生地問屋で舶来のエー生地を買い込んでいた。
これは35年ほど前にかったものだろうか、所々汚れがあったのだが、ギャザーたっぷりなデザインにしたのでさほど気にならない。
コットンとリネンがミックスされており、夏に冷房が入った部屋で重宝できそう。
しかし祖母はこの生地でどんなデザインを思い描いていたのだろうか、聞いても答えは得られないのだけど考えてしまう。